人気シリーズとなった夢をかなえるゾウもこれで4作品目となりましたが今回のガネーシャもキレが抜群です。
相変わらずギャグやダジャレを連発し過去に自分が教えを授けた偉人たちのエピソードを交えながら主人公を導いてゆきます。
今回のガネーシャは泣かせる!
これまでの夢をかなえるゾウはギャグやお笑いがちりばめられ笑いながらガネーシャの教えを読者が実践していくというスタイルでした。今回もそのスタイルは維持しつつも感動的なラストが待ち受けています。
これまでの「夢をかなえるゾウ」シリーズ
ここで前作を簡単に紹介します。
夢をかなえるゾウ
うだつの上がらない主人公の前に現れたガネーシャ。
「自分、覚悟できてる?」と夢をかなえるための課題を次々と与えていきます。その内容は私たちが普段できていない当たり前に実践しなければいけないことですがガネーシャはなぜ実践しなければいけないのか深堀して教えてくれます。
シリーズ最初の作品でありここで心をがっちり掴まれた人も多いはず!
ちなみに作者の水野さんはこの本が出版されるときはまだカラオケ屋でバイトしていたそうです。
夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神
1で大暴れしたガネーシャは2では売れないお笑い芸人の前に現れます。そのお笑い芸人とコンビを組みドタバタを繰り広げつつまた新たな課題が課されていきます。
そして2ではヒロインが登場しますが、そのヒロインはなんと貧乏神!
貧乏神とともに「お金」と「幸せ」についておしえてくれます。
夢をかなえるゾウ3 ブラックガネーシャの教え
仕事も恋もうまくいかない女性のもとに現れたガネーシャ。
3では他の神様との商売対決もありこれまでの作品を超える読み応えとなっています。
女性にはこの3が共感できるところが多いはずです。
死ぬまでに後悔しない生き方
今回の夢をかなえるゾウ4の主人公は医者から余命3ヶ月を宣告されます。愛する妻と娘のために死ぬまでにできることをガネーシャとともに実践していきます。
今回の作品がこれまでと違うのは終盤のどんでん返しと泣けるラストにあります。詳細はネタバレとなるため書けませんがこれまでのシリーズよりパワーアップしたシナリオとなっています。
夢をかなえるゾウ4のメッセージ
今作品のメッセージを少しだけ紹介します。
私たちは誰かがかなえた夢の世界で生きている
私たちが生きている現代は過去の偉人が生きたかった世界であるということです。
私たちの便利な生活や安心して暮らせる日常は過去では当たり前ではなかったのです。これまでに何人もの偉人や先祖がたゆまぬ努力をつないでくれた結果、今の実現した夢の世界があるということを私たちは忘れてはいけません。
エジソンが電球を発明しなかったら、この世にスマフォは存在しなかったかもしれません。
ライト兄弟が飛行機を発明しなければ世界を旅することはできなかったのです。
これまでに叶えた夢を思い出す
どうしても現状に不満を抱いてしまうのが人間ですが、いちど立ち止まりこれまで達成したことを思いだしてみましょう。
もしかするとあなたは既にかなえたかった夢の中で生きているかもしれません。
私自身も好きな人と結婚し、美しい海の見える島に新婚旅行に行けたことを思い出しました。

まとめ
今回の夢をかなえるゾウは家族愛がテーマになっています。夢をかなえるゾウはシリーズごとにテーマがはっきりしていてどこから読んでも面白い作品です。夢をかなえるゾウ4を読んでぜひ家族の大切さを再確認してください!